2013.03.27

道具Ⅱ

こんにちは工務の森川です

今日はさくらの日だそうです
現場移動中もあちらこちら桜が咲いてします
2~3日少し寒くて今年は花も長く楽しめるのでは?

今日は前回のパートⅡで現場でよく使うさしがねを紹介します

写真の中央にある90度曲がっているのがさしがねといいます
現在市販されているさしがねは、cmと尺目盛りの二種類ありますが
最近は現場や特に大工さんもcmを使う人が多くなりました
寸法表示は、短いほうが25cm 長いほうが50cmを表目といい
反対側が裏目といい裏側には角目と言う直角正四角形の対角の寸法が
刻まれていて√2倍の寸目が30cmまで刻んであり 正四角形の対角寸法は√計算
をしまくてもこの目盛りで簡単に計る事ができ45度の材料の寸法取りが楽です
又90度内側の面には 財 病 難 義 官 刧 害 吉 の8文字が書かれ吉凶を
占うのに使ったといわれています

財・・・吉ー福穂・財宝・天冨星
難・・・凶ー禍害・離散・天逃星
義・・・吉ー游年・義侠・天願星
官・・・吉ー天屋・官進・天爵星
劫・・・凶ー遊離・盗難・天刃星
害・・・凶ー絶対・災害・天破星
吉・・・吉ー生家・名誉・天祥星

4文字は吉とあと4文字は凶となり、良い区割りの文字内に収まる様に鬼門を占うようです
最近は、一般住宅で唐尺など使う風習は神社仏閣建築以外は無いようです

他には、円の直径を計るだけで、その寸法が円の外周の寸法がわかるなど
さしがねは、ちょっとした数学が計算をしなくても数字でます
まだまだ使い方は、いろいろあります
さしがねを考えた人は、ものすごく頭が良かったと思います

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